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POINT1
相続問題を専門家に
相談したほうがいい理由相続問題は、必ずしも専門家に相談しなければならないわけではありません。そのため、1人でまず手続きの準備をする方がいらっしゃいます。しかし、相続人はだれか、どんな財産があるか、法律に沿った遺言書がかけているか、遺留分はどう請求すればいいか、と言った問題に、法律や手続方法を0から勉強して正確に対処するのは非常に難しいと思います。それができたとしても、遺産分割協議を当事者間で取りまとめようとすると、揉め事が発生することも考えられます。
あらかじめ専門家に相談しておけば、こういった問題を解決できるだけでなく、想定もしてなかったトラブルに巻き込まれることを事前に解消できます。 -
POINT2
いつ専門家に
相談すればいいの?相続のご相談は、早ければ早い方が良いでしょう。相続にかかる時間はそれぞれが長く、全部が完了するまでに半年位かかることがあります。よくあるのが、「ことを荒立てたくない」と弁護士などの専門家への相談をためらうケースです。親族間の人間関係がこじれてからでは解決が難しくなります。
具体的な相談時期としては、相続人の間で意見の違いが発覚した時です。すぐに専門家に相談して、法的に正しい見解を聞くことをおすすめします。また、「遺産が少ないのに弁護士へ相談するのは恥ずかしい」と気にする方もいらっしゃいます。平成29年中に家庭裁判所による遺産分割事件の認容・調停成立件数(「分割をしない」を除く)は全7520件で、5,000万円以下の件数は約75%もの割合を占めています。このように一般家庭でも沢山相談がありますので、気にする必要はありません。 -
POINT3
相談した時の費用は
どれくらいかかるの?一般的に弁護士に相談した際の相場は30分5,000円程度と言われています。ただ、最近では初回相談無料の場合が多くなっています。無料と有料で大きな差はありませんし、相談したからといって依頼しなければならないわけでもありませんので、まずは気になったところに気軽に問い合わせしてみることをオススメします。
初回相談後、依頼を検討する段階になって具体的にどれくらいのお金が必要になるか教えてもらえます。無料相談の場合、それまでは費用はかかりませんし、依頼した場合、専門家は、依頼者の利益が最大限になるよう活動してくれますので、ご自身の利益を確保したいのであれば、必要に応じて自ら相談・依頼されるメリットは大きいかと思います。 -
POINT4
相談する専門家を
選ぶ基準は?「相続問題を得意としているか、誠実であるか、対応が早いか」の3点で判断することをオススメします。
遺産分割における争いを解決するだけでなく、その後の分割後の税金についても考慮にいれた遺産分割の代行や、節税の助言が出来るのが、相続問題が得意な専門家と言えます。
誠実な専門家は、依頼者にとって不利な情報でも「こういったリスクが考えられる」と伝えてくれるので、安心できるでしょう。
そして専門家に連絡した時の対応や返信が遅いと、問題解決がどんどん延びていきます。人気のある専門家は常に複数の案件を抱えていますので、返信が遅いこともありますが、毎回遅い場合は、依頼するのをやめておいた方が良いかと思います。